犬の口腔内腫瘍

口腔内癌 口腔癌は、口の中から顎にかけて発生したガンを言い、唇・舌・歯槽口蓋・口腔蓋・歯、顎等に発症する腫瘍です。
この部位で見られる良性腫瘍は、乳頭腫・線維腫・脂肪腫・軟骨腫・骨腫・血管腫・血管外膜腫・組織球腫等が挙げられています。口腔内によくみられる悪性腫瘍の悪性黒色腫扁平上皮癌・線維肉腫等があります。
症状 犬の口の中に癌ができると、口臭がひどくなる、よだれが多い、歯茎などから出血している、手足で口のあたりを掻いているなどが見られます。
他、食欲低下や元気消失などがありますが、腫瘍の種類によって、癌が全身へ転移することもあります。 
対処法開口視・触診で腫瘍の疑いがあったら細胞診・組織病理診断・X線検査・血液検査等を行う様です。
化学療法(抗癌剤)や口の中の腫瘍除去手術、場合によってあごの一部を切除し、他免疫療法等が行われる様です。
 補足 犬の口腔内の癌腫瘍の補足説明
口腔内の原発性腫瘍は、10歳以上のイヌに高率に発生します。口内の癌は歯肉腫とウイルス乳頭腫を除いて比較的悪性のものが多いようです。
イヌに高頻度に認められる口腔内の腫瘍には、メラノーマと扁平上皮癌、線維肉腫の三つがあります。口腔内の腫瘍が大きくなると摂食不良や疼痛、嚥下困難なども起こします。
口内の腫瘍を細胞診によって診断しますが、適切な治療方針を決定するため、麻酔下で切除生検を行う必要があります。
治療法としては、外科的な切除のほか、放射線療法、寒冷療法、化学療法、免疫療法などがあります。口内腫瘍の良性腫瘍の場合や転移浸潤のない発生初期の病巣は、完治が可能なことがあります。
しかし、犬の口内癌で根治的切除が不可能なことも多く、再発も起こりがちです。

病気辞典について

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