猫のアレルギー

ノミアレルギー ノミによる皮膚症は,最もよくみる疾患と言われます。耳の後ろや背中から腰にかけてや、肛門や陰部の周りに多く発症します。
症状 かさぶたと脱毛が特徴です。強い痒みを伴う為睡眠不足や元気が無くなったりします。又寄生しているノミが多い場合には貧血も起こります。
原因 ノミの寄生が原因です。ノミによる刺傷や体質がノミに対するアレルギー性反応を起こす場合があります。
対処法 根本治療は、体や環境からノミを完全に駆除する事です。ノミの駆除は動物の身体に寄生している成ノミだけでなく、・小屋等にはノミ殺虫剤などで徹底的に駆除し、敷物・カーペット・布団・タタミ等の環境にいるノミ(卵や幼虫も)を駆除します。
外用薬や内服薬の投与が主に行われ、薬の補助としてサプリメントが使用されることも多くあります。
接触アレルギー ある特定の物質等に接触すると、アレルギー反応を起こす事があります。
症状特定物質に接触した部位のかゆみ・発疹・脱毛が見られます。特に体毛が少ないお腹や、首等に多い様です。
原因原因物質は数多くあります。
例えば壁に使用されている材料・食器に使用されている科学物質など様々です。根気強くアレルギーとなる物質を特定する事が大切です。
対処法皮膚炎が起きている体の場所を把握する事が大事です。首にだけ病変が見られる場合は、首輪が原因と言うことが推測され、口にだけ病変が現れているのであれば、食器がアレルゲンと推測できます。
よく発症部位や症状を観察し、アレルギーを特定することが大切です。原因物質が明確になれば、それを取り除くのがもっとも有効です。
普段から規則正しい生活や原因を特定できれば、首輪等は革製のものに変更したり、食器やシーツを変えたりできるので、アレルギーのなかでは完治率75% と言われる程、完治する可能性が一番高い病気です。
アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎は遺伝的素因が大きく関係すると言われる慢性の皮膚疾患です。
慢性化しやすく、又一時的に治っても再発しやすい病気です。猫でもアトピーとアトピー性皮膚炎が同義語として使用されています。
症状強い痒みの為、患部を頻繁に掻く仕草が見られます。その為皮膚が傷つき、ただれ炎症や脱毛があります。また、皮膚の一部が厚くなり乾燥してくる事もあります。
原因あらゆる抗原がアレルゲンと言われます。ハウスダスト・ノミ・食物・花粉
菌・免疫不全などが挙げられています。
対処法診断は問診と身体検査を中心に行われますが、痒みの他の原因(細菌感染、外部寄生虫、食物アレルギーやノミアレルギー)と区別することが重要で、原因を特定することが先決です。
治療法はアレルゲンが特定できた場合は、それを排除する事です。被毛や環境を清潔に保つ事を心がけ、外用薬や内服薬の投与が主に行われ、サプリメントが使用されることもあり、免疫強化が非常に重要視されています。
食物アレルギー 食物に含まれる成分を摂取することで、免疫過剰反応を起こし発症する反応です。
食物により掻痒が悪化する疾患としてアトピー性皮膚炎が最も重要です。又アトピーの関与が無く特定の食物だけにアレルギー反応を示す皮膚炎もあります。
症状激しいかゆみ(お腹・腰等)発疹・脱毛が特徴で、その他発熱・下痢・嘔吐も見られます。
原因肉・卵・牛乳・添加物等の食物や、特定の食物(そば・小麦粉等)に体が敏感に反応する事が原因です。猫の場合、大半が牛肉・乳製品・小麦と言われます。
対処法食事を変更(低アレルギー食等)して症状を観察し、食物アレルギーだという診断を確定する事が必要です。食事変更によって早くかゆみが消失しますが、一部ではかなり長くかかって痒みが消失する場合もあるので、痒みが消えるまで2ヶ月〜3ヶ月は観察する必要がある様です。
さらに以前に与えていた食事を再開して、早くにかゆみや症状が再発すれば因果関係が明らかになります。
低アレルギー食の期間中、食事は家庭調理の食事と水だけで行い、次に1種類ずつ新しい食品を加えていく事で、かゆみや症状が出ない等のアレルギー反応を起こす成分を含まない食品やフードを探し出すことが可能になります。
補足  猫のアレルギー性皮膚炎の補足説明
食物アレルギー・接触アレルギー・アトピー性皮膚炎・ノミアレルギーが大別されます。
猫では好酸球性肉芽腫が食物アレルギーで起こるなどします。アレルギーの予防や改善にはアトピーの場合は、ホコリやダニの死骸等を吸い込まないようにこまめにお掃除すること、
接触アレルギーでは、カーペット、プラスチック(餌皿やおもちゃ)、草などに接触させないこと、食物アレルギーでは食事を変えて皮膚症状の様子を見てみることです。必ず発疹や痒みを起こす原因となっている物があるので出来るかぎり特定し取り除いてあげるようにします。

辞典について

記載されている病気等の内容については、日常の健康チェックの参考としてご覧ください。気になる様子がある場合は、必ず早めに獣医さんや専門医に診てもらいましょう。

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