猫の乳腺腫瘍

乳腺腫瘍 乳腺や皮下組織に出来る癌です。脇の下のリンパ節に転移する事が多いといわれる病気です。
症状乳腺内にしこりができ、大きくなると硬くなって皮膚を破り出血し潰瘍化します。
原因卵巣から出るホルモンが原因と言われています。
対処法発生部位や転移の有無等詳しい検査を行う様です。初期の場合は手術で乳腺を全て切除し、進行している場合は手術や抗がん剤の効果はあまり期待できない様です。
  猫の乳腺腫瘍の補足説明
乳腺腫瘍は猫では、比較的多くみられる腫瘍です。ネコで乳腺腫瘍がよく発生する年齢は、10歳齢以上といわれています。
しかし、近年、若齢のイヌに避妊手術を施す習慣が定着してきたため、乳腺腫瘍の発生率は徐々に低下する傾向にあります。
乳腺腫瘍はホルモン依存性腫瘍で、腫瘍の発生には卵巣ホルモンの分泌が関係しています、乳腺腫瘍の良性と悪性の比率は、ネコでは85%が悪性の乳がんであるといわれています。
良性の乳腺腫瘍には乳腺腫と線維腺腫(良性混合腫瘍)があり、悪性には乳腺癌と癌肉腫(悪性混合腫瘍)、炎症性乳癌があります。炎症性乳癌は、非常に悪性度の高い乳癌ですが、激しい皮膚の炎症を伴うため、一見すると皮膚炎や乳腸炎と間違われることがあります。
ネコの乳腺腫瘍の80%以上は乳腺癌で、発見時にはすでに肺に転移していることが多いようです。乳腺腫瘍は雌猫に限らず雄猫にも発生する場合があります。
オス猫の乳腺腫瘍の発生頻度はごくまれで、雌の場合と同様の経過となります。

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