犬の貧血
貧血 | 犬の貧血は赤血球の産生と破壊のバランスが崩れた場合に起こり、末梢血のヘモグロビン濃度が正常以下に低下した状態の事を言います。 |
症状 | ※犬の再生不良性貧血 多能性造血幹細胞の量や質の欠陥により、骨髄ならびに末梢血中の赤血球等の 未成熟細胞や成熟細胞が減少した状態を言います。 原因 薬剤・放射線・感染やホルモン(エストロゲン)によるものがあります。 |
原因 | 妊娠中や分娩時に不適合の胎子の赤血球が母体内に混入したり、同種血液製剤を含んだワクチンの接種・輸血の経験などが考えられます。 |
対処法 | 詳しい血液検査やウィルス感染症の検査・骨髄検査などを行う様です。抗生物質投与や貧血がひどい場合は輸血をすることもあります。 |
補足 | 犬の貧血の補足説明 犬の貧血とは血液中の赤血球数やヘモグロビン濃度が正常値以下に減少した状態をいいます。 正常な犬では骨髄で生産される新しい赤血球数と老化などにより破壊されていく赤血球数の間には平衡関係が保たれていますが、このバランスが崩れた場合に貧血が起こります。 貧血の診断は、血液検査によって赤血球数、血色素(ヘモグロビン)量、ヘマトクリット(PCV)値を測定することにより行われ、これらのいずれかの血液検査数値が正常値を下回っていれば貧血と判断します。 貧血数値は犬の年齢や性別によっても違います。貧血の症状は、赤血球の最大の役割は酸素の運搬であり、貧血の状態では種々の臓器や組織に十分な酸素供給ができなくなり、その結果、様々な障害が発生します。 貧血の一般的な症状は可視粘膜の退色、運動不耐性、呼吸促迫、失神、沈うつ、食欲不振などです。 |
病気辞典について
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